課題
物流倉庫内で、自動倉庫から出庫された製品の所在が不明になり、製品を探す手間が発生していました。また、製品の加工作業に優先順位がなく、緊急の製品の加工が後回しになることがありました。さらに、配送状況がリアルタイムで把握できず、顧客からの問い合わせに対してドライバーに確認を取る手間がかかっていました。
提案
携帯端末を活用して製品のロケーション情報を生成し、ロケーション確認を容易にするシステムを提案しました。また、加工作業の優先順位をシステムで自動的に設定し、作業効率を向上させること、また携帯端末とPHS端末を連携させ、倉庫外からもリアルタイムで配送状況を提供できる仕組みを提案しました。
解決⽅法
携帯端末を使用し、製品のロケーション情報をリアルタイムで生成し、所在の明確化を実現しました。また、システムが製品の加工作業に対して優先順位を自動生成し、加工作業の効率化を図り、さらに携帯端末とPHS端末を連携させることで、配送状況をリアルタイムで提供し、顧客からの問い合わせに迅速に対応できる環境を整えました。

導⼊効果
このシステムの導入により、製品の所在確認が容易になり、探す時間が削減されました。加工作業の優先順位が明確になり、特に急ぎの製品の加工が効率的に行えるようになりました。さらに、配送状況がリアルタイムで把握できるため、顧客からの問い合わせに対して迅速に対応できるようになり、業務の効率化が大幅に進みました。
開発環境
・開発言語:ASP.net、VB.net
・データベース:PL/SQL、ORACLE
・通信技術:Bluetooth
・ハードウェア:バーコードスキャナ付き携帯端末(PDA)、PHS端末