課題
倉庫内の業務において、⼿⼊⼒での発注‧受注情報の処理が原因で、ヒューマンエラーが頻発していました。また、出荷作業にかかる時間が⻑く、店舗への出荷量を増やすことが課題となっていました。さらに、業務のシステム化による作業の簡素化と標準化が求められていました。
提案
システム化によって作業を効率化し、ヒューマンエラーを減らすために、発注情報を⾃動算出する機能と、受注時にOCRによる⾃動認識機能を導⼊することを提案しました。また、携帯端末を利⽤して作業の標準化と効率化を図り、作業者の負担を軽減するロケーション管理のシステムも組み込みました。
解決⽅法
発注業務においては、発注情報を⾃動で算出するシステムを導⼊し、受注業務ではOCRによる⾃動認識機能を利⽤することで、⼊⼒作業の時間短縮とミスの削減を実現しました。さらに、⼊出荷作業時にはPDA(携帯端末)にロケーション指⽰を表⽰し、作業者が意識することなくスムーズに作業を⾏えるようにしました。この携帯端末との連携により、業務全体の作業効率が向上し、標準化が進みました。

導⼊効果
システム導⼊後、倉庫内の作業全般が⼤幅に簡素化され、作業時間の削減に成功しました。また、ストックヤードとピッキング棚のロケーション管理が⾃動化され、倉庫業務全体の効率が向上しました。発注‧受注の⼊⼒作業も迅速化され、ヒューマンエラーの発⽣が⼤幅に減少しました。
開発環境
・開発⾔語:VB.net
・データベース:PL/SQL、ORACLE
・ハードウェア:バーコードスキャナ付き携帯端末(PDA)